川崎重工は7日、朝日航洋向けに「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」を納入したことを発表した。「C-2型」ヘリコプターとしては国内23機目の納入で、ドクターヘリとして運用される。
川崎式BK117は、同社と欧州のヘリコプターメーカーECD社が共同開発した中型双発機。物資・人員輸送、消防・防災、警察、ドクターヘリ、報道など多用途に活用されている。
機体後部に大きなクラムシェル・ドア(観音開きドア)を備え、患者の搬出入が容易なことをはじめ、機内での医療行為を施しやすい広いキャビンスペース、コンパクトなボディと機動性の良さなどが高く評価され、救急医療専用機として全世界で使用されている。