【新聞ウォッチ】12年3月期決算総括…日産好調、マツダ1社が赤字

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日産2012年3月期決算会見 カルロス・ゴーン社長
日産2012年3月期決算会見 カルロス・ゴーン社長 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年5月14日付

●中国市場日韓で争奪、日中韓FTA年内交渉入り、首脳会談合意(読売・1面)

●これからの人生、闘病中も愛車で疾走 夏木陽介さん(読売・15面)

●F1スペインGP,可夢偉5位、マルドナド初V(毎日・19面)

●カーシェアにEVも仲間、急速充電設備の普及カギ(東京・9面)

●デジカメ生産無人化、キヤノン、世界初、15年メド(日経・1面)

●社説:逆風下の増益が示す企業生き残りの条件(日経・2面)

●ニュース一言、日産、ゴーン社長(日経・9面)

●スカイツリー22日開業、地域活性化に高まる期待(日経・29面)

●新東名、開通から1ヵ月、渋滞解消、防災効果も(日経・29面)

ひとくちコメント

先週末の日産自動車の発表を最後に自動車メーカー大手各社の2012年3月期の決算が出そろった。その集計結果を各紙が12日付の朝刊で詳しく報じていた。それによると、、連結売上高は、1年前と比べメーカー10社中日産、ダイハツ、日野が増収を確保したものの、トヨタ、ホンダなど7社が減収。営業損益は、マツダ1社が赤字から脱却できず、トヨタ、ホンダ、富士重工が減益、日産、スズキ、三菱自など6社が増益となった。純損益も同様である。

各紙は昨年3月の東日本大震災、秋のタイの洪水被害や長引く円高を受けるなど、逆風の中でも純利益3414億円を計上した日産を大きく取り上げた。単年度の比較で毎日と産経、東京は「日産、トヨタ抜き首位」としたのに対し、日経は「日産、ホンダ抜き首位」との見出し。日経は前年との比較で、日産が「3年連続でトップだったホンダを抜き首位となった」からだ。

また、毎日は「空洞化」を焦点に「収益の大部分は海外事業で稼いでいる」とカルロス・ゴーン社長の発言を紹介。日産の海外生産比率が75.2%を上回っていることなどを理由に、国外生産比率の差が業績に大きく左右するとの指摘である。

きょう日経は日産が13年3月期の為替レートを1ドル=82円に設定したことについて、ゴーン社長が「妥当な水準だ」と強調したことを「ニュース一言」のコラムで紹介。ゴーン社長によると、「例外的な状況がない限り、理論的に円安に向かうはずだ」としており、1年先の為替レートがどうなのか興味津々である。

《福田俊之》

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