【新聞ウォッチ】自工会の豊田新会長「車体課税の負担軽減に取り組む」

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自工会総会後会見
自工会総会後会見 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年5月18日付

●国産TV存亡危機、競争力減退、海外に生産集約(読売・3面)

●EV充電器3陣営「共用」トヨタ・日産・JX普及加速へ連携(読売・10面)

●エコカー景気引っ張る、GDP4.1%増(読売・11面)

●節電7月2日から、政権対策、緊急時メール速報(朝日・1面)

●スーパーカブ初の全面改良(朝日・9面)

●自動車で日本を笑顔に、自工会新会長豊田氏が就任(毎日・7面)

●タンポポでタイヤ生産、ブリヂストン天然ゴム抽出成功(産経・24面)

●夏の電力対策、「みなし節電」で生産維持(日経・1面)

●タイでハイブリッド車 ホンダ、アジア初の生産、現地化でコスト抑制(日経・13面)

●中古車販売、活気づく、流通量増え価格低下(日経・31面)
ひとくちコメント

「きょうだけしか使えない名刺ですから受け取ってください」。リニューアルオープンしたばかりの東京・丸の内の「パレスホテル東京」で開かれた日本自動車工業会(自工会)総会後の懇親会で、「就任ご挨拶」の印判の押された名刺を持って広い会場内を隅々歩きながら挨拶する新会長の豊田章男・トヨタ自動車社長。気さくで腰の低さは親譲りだが、日頃から「現場力」を標榜するだけに、就任早々、フットワークの良さをアピールした。

懇親会前に行われた就任記者会見でも「厳しい時期だからこそ、自動車産業が日本を元気に、笑顔にするという思いで取り組みたい」と抱負を述べた。
きょうの各紙にも会見内容について触れているが、朝日、産経は「国内の車産業守り抜く」が見出し。東京は「今年は土日操業せず」で、喫緊のテーマである夏の節電対策について「頑張っている従業員の負担が大きく、2年は続けられない」と発言したことを中心に報じている。

また、日経は「車体課税の撤廃めざす」とのタイトルで、国会で議論を進める消費税増税については「(自動車取得税などの)車体課税がそのままでは負担は大きくなる」と強調。「自動車の保有者が普通に買い換えられる循環を、一日も早く達成する必要がある」と述べて、自動車取得税や取得税の撤廃に前向きに取り組む姿勢を示した。

業界を取り巻く環境は厳しさを増しているが、新会長として満を持して初会見に臨んだとみられるだけに、まずはそつなくこなしたという印象である。

《福田俊之》

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