三菱電機は、産業用ロボット「MELFA」の新製品として、知能化機能を搭載し、より高速な動作を実現した垂直多関節型のRV-Fシリーズ10機種を5月30日から発売する。
干渉回避機能の搭載で、限られたスペースに複数台設置してもロボット同士の衝突を自動的に防止する。相互の位置を把握する協調制御も搭載しており、ロボット同士が協調して長尺物・重量物を搬送する。
高出力の自社製モーターと高剛性アームの採用と、駆動制御技術の向上で、より高速な動作を実現し、位置決め時間を短縮する。サイクルタイムは0.36秒と従来と比べて41%短縮できる。
軸の旋回動作範囲を大幅に拡大するとともに、アームもスリム化し、ロボット全周への作業が可能となった。ロボットのハンドケーブルを内装したことで、周辺とのケーブルのからまりも防止する。
価格は180万円からで2012年度は3000台の販売を計画する。