まさに老若男女に人気の日産『ジューク』特別仕様車「アーバンセレクション」に乗った。
コイル長を短くし15mmローダウン化したアシと17インチタイヤ&ホイールは、40〜50km/h以下程度で、時々、重さを実感する。が、走り出してしまえばヒタッと路面をトレースしながらの爽快さを実現。少し低まった視線は山道などで、より“クルマを走らせている感”を味わわせてくれる。
搭載エンジンはNAの1.5リットル、CVTの組み合わせだが「ドライブモードコントロール」で特性をノーマル/スポーツ/エコのいずれかを任意で選べば、モードごとにもっともスムースで効率のいい走りかたが可能だ。
実際に山道をごく普通に走行したうえで(モードはほとんど“エコ”)、車載の燃費計は軽く15km/リットル台以上の表示を示していた。楽しげで退屈しない内・外観デザインは、確かに“外車のミニか何か”に乗っている感覚だし、インパネ始め内装の造り、質感は、クラス水準を超える出来だ。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★
島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。