古河電気工業と古河ASは22日、パルス放電回路を搭載した車載用鉛バッテリ状態検知センサーを、世界で初めて開発したと発表した。
一般的にバッテリの内部抵抗は、エンジン始動時の電流、電圧応答から算出するが、エンジン停止時や、スターターモータを搭載していないEV/HVでは、鉛バッテリの内部抵抗を測定することができない。
両社は、センサー内に放電回路を搭載し、センサーが制御するタイミングで、パルス状の放電を行い、この時の電流、電圧応答から内部抵抗を算出する技術を開発した。
同センサーを使用することで、エンジン停止時やスターターモータを搭載していない車両においても高精度な鉛バッテリの状態監視が可能となり、バッテリ上がり防止などに貢献する。