川崎重工は8月16日、坂出工場において、KAW 1692 SHIPPING S.A.向け58型ばら積運搬船「ドナウK」を引き渡した。同船は、川崎重工開発の58型ばら積運搬船の19番船となる。
同船は、船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石、鋼材などの貨物が積載可能な5船倉を持つほか、各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備。荷役設備のない港湾でも荷役作業を可能としている。
省燃費型ディーゼル主機関および高効率タイプのプロペラ、さらに同社開発のカワサキフィン付きラダーバルブや抵抗の少ない滑らかな船首形状を採用。推進性能を向上させることで燃料消費量を低減させている。