レクサスのモスクワモーターショーでの発表は、ビッグマイナーチェンジを行なってスピンドルグリルとなった『ES』および『LS』のヨーロッパ初披露が目玉だ。
とくにLSは『LS600h Fスポーツ』というフラッグシップモデルのなかのフラッグシップグレードを持込み、開発責任者自らが13年モデルとしてこの秋から投入されるモデルの特徴や改良点を語った。
「トヨタ全販売台数のうちの1割近くをレクサスが占めるロシア市場は重要な地域です。国が成長して所得がどんどん増えている背景が高級車の市場拡大につながっています。レクサスの販売は昨年は1.6万台強、そのうちRX、LX、GXなどのSUVが3分の2。しかし、この秋にLSとESというセダンモデルの商品力強化により全体の台数をあげていきたいと思います」と語るのはトヨタ自動車モスクワオフィスのプレジデント磯谷健氏。
このモスクワモーターショーの反響によりロシアでの来季のレクサス販売目標が設定されるというが、2013年暦年での2万台オーバーの目標設定に手応えを感じていた。