ダイムラーと北京汽車(BAIC)の中国合弁、北京ベンツは9月25日、北京市において新工場の起工式を行った。
この新工場は、メルセデスベンツの新世代コンパクトカーを生産するために建設されるもの。ダイムラーは同工場への投資額や生産能力を明らかにしていないが、2014年に稼働する予定だ。
ダイムラーと北京汽車は2011年6月、提携の強化を発表。現地生産能力の増強や、4気筒ガソリンエンジン工場の新設、新たな研究開発センターの建設などが決められた。
北京ベンツは2006年に、ダイムラーと北京汽車の折半出資で設立。中国向けの『Cクラス』や『Eクラス』をはじめ、2011年11月からは『GLKクラス』も生産。中国専用のEクラスのロングホイールベース仕様も組み立てている。
ダイムラーのウォルフガング・ベルンハルト生産担当取締役は、「新工場はメルセデスベンツの中期成長計画にとって、重要拠点。我々の中国市場における競争力を、さらに強固にするだろう」とコメントしている。