フランスで9月27日に開幕したパリモーターショー12。ホンダのブースでは、『シビック』の新型ディーゼルエンジン搭載車がワールドプレミアを飾った。
欧州向けのシビックは2011年9月、フランクフルトモーターショー11でモデルチェンジして登場。北米向けとは異なる5ドアハッチバックボディをまとい、英国工場で生産される。
今回のパリモーターショー12でホンダは、新型シビック用の新しいディーゼルエンジンを発表。1.6リットル直列4気筒ターボディーゼルは、「i-DTEC」と命名。このエンジンには、ホンダの新世代環境技術、「アースドリーム」が採用された。
新エンジンには、アルミブロックをはじめとする軽量化技術を積極導入。従来の2.2リットルディーゼル比で、58kgの軽量化を達成した。ホンダによると、この軽量エンジンがハンドリングに与える効果は大きいという。
さらに、小型の高効率ターボチャージャーにより、レスポンスを高めると同時に、燃費とパフォーマンスの理想的なバランスを追求。ガソリンエンジンと同等のフリクション低減も図られた。
1.6リットルi-DTECのスペックは、最大出力が120ps/4000rpm、最大トルクが30.6kgm/2000rpm。アイドリングストップも装備され、欧州複合モード燃費は27.8km/リットル、CO2排出量は94g/kmと、クラストップレベルの環境性能を実現している。