村田製作所は、自動車向け樹脂外部電極チップ積層セラミックコンデンサにおいて、150度で使用可能なX8L特性の3225サイズ/10µF(定格電圧25V)の量産を開始した。
近年の自動車市場では、高効率化、耐環境性能の向上が重視されており、より緻密な制御を行うため、電子部品もエンジンやトランスミッションなどの近くに配置されることが多くなってきている。新製品は、X8L特性としては世界初の樹脂電極品で、150度の高温環境下でも使用可能。3225サイズでは世界最大の静電容量を実現している。
また、たわみの応力がかかった場合でも、ショート不良にならないフェールセーフ機能を持つほか、電極に樹脂を使用することで、樹脂がたわみ時の応力を吸収し、機械強度の改善を可能としている。