11月6日、米国での四輪車販売からの撤退を発表したばかりのスズキ。今度はスペインで、二輪車の生産から撤退することが分かった。
これは11月7日、スズキのスペイン法人、スズキモーターエスパーニャが発表したもの。2013年第1四半期(1-3月)をもって、スペインでの二輪車の生産を、全て打ち切ることが告げられたのだ。
スズキのスペイン工場では、主に欧州向けの二輪車を組み立ててきた。今回の決定は、欧州で長引く信用不安により、現地でのスズキの二輪車販売が低迷。大幅な生産調整が必要になったのが、大きな理由である。
なおスズキは、2013年第1四半期以降、欧州市場向けの二輪車については、日本などアジア地域の工場からの輸出で対応することを検討中。スズキによると、欧州向けの二輪車の生産をどの工場が引き継ぐかは、現時点では決定していないという。