【BMW 320d ブルーパフォーマンス 発売】6番目のディーゼルモデル導入開始

自動車 ニューモデル 新型車
BMW・320d ブルーパフォーマンス
BMW・320d ブルーパフォーマンス 全 12 枚 拡大写真

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、3シリーズにディーゼルエンジンを搭載した『320d ブルーパフォーマンス』を発売した。

箱根周辺で開催されたジャーナリスト向け試乗会において、BMWマーケティング・ディビジョンプロダクト・マネジメント・マネジャーの岡田祐治さんは、搭載される2リッター直列4気筒ツインパワーターボディーゼルエンジンについて、「特徴的なテクノロジーとしては、コモンレールダイレクトインジェクションシステムがあります。燃料を1800気圧まで圧縮して、直接気筒内に噴射するというテクノロジーを採用しました」。また、「可変ジオメトリーターボチャージャーを採用し、高効率なエンジンとなっています」という。

その結果、「最高出力は135kw(184ps)という、『320i』と全く同じ出力を達成し、トルクは380Nm、38.7kgmと3.5リッターガソリンエンジン車並みのトルクを発揮しています」とする。そして、「ガソリンエンジンと同様に、エンジンオートスタートストップ機能やブレーキエネルギー回生システムなどを採用し、燃料消費量としては、国内ナンバーワンのディーゼルモデルとなる19.4km/リッターを達成しました」

環境性能については、「排ガスの後処理の技術として、DPF(粒子状物質除去フィルター)、そして、NOxキャタライザー(窒素酸化物吸蔵還元触媒)を採用しています。これら2つのテクノロジーを採用することにより、日本の非常に厳しいポスト新長期ディーゼル規制をクリアする高い環境性能を実現しました。つまり、320dは取得税、重量税ともすべて免税モデルになります」と話す。

320dは470万円からの設定だ。「他の3シリーズと同様に、デザインライン等5モデルを展開します。価格アップはガソリンエンジンに対し20万円アップと非常に戦略的な価格設定です。この320dの登場により、BMWのディーゼルモデルは6モデルとなり、国内最多のブランドとなりました」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. レクサス最小の『LBX』は、「サイズ的ヒエラルキー」から脱却できたのか?
  2. 女性向けキャンピングカー「Nomad Lux」デビュー 5月3日初公開
  3. マツダの新型セダン、ティザー…間もなく中国で実車発表へ
  4. トヨタ『4ランナー』新型にオフロード向け「TRDプロ」仕様を設定…ハイブリッド i-FORCE MAX 搭載
  5. なぜ? アルファロメオ『ミラノ』の車名を禁じられる…なら『ジュニア』だ!
  6. サスペンションの新常識! 1G締めがもたらす驚きの効果とは?~カスタムHOW TO~
  7. ホンダが新型EV「イエ・シリーズ」を中国で発表…2027年までに6車種を投入へ
  8. VW ゴルフ が表情チェンジ…改良新型の生産開始
  9. 三菱ふそうが苦肉の策、工場の従業員を“出稼ぎ”でバスの運転手に[新聞ウォッチ]
  10. シボレー コルベット の頂点「ZR1」、今夏発表へ
ランキングをもっと見る