横浜市と日産自動車は11月15日、横浜市中心部で2人乗り超小型電気自動車(EV)を活用した公道実証実験を開始すると発表、同市にある日産本社でオープニングセレモニーを行った。
横浜市温暖化対策統括本部の中島哲也副本部長は「横浜市は環境未来都市の実現に向けてチャレンジしている。今回このようなスマートな交通手段が色々な社会の場面で使われていく、そういうフィールドを横浜市としては積極的に提供していきたいと考えている」とあいさつ。
また日産ゼロエミッション事業部ZEV企画グループの牧野英治部長は「横浜市の中心エリアで超小型EVをおより多くの市民の皆様に体験して頂きたいという思いを込めて『EV FOR EVERYONE 横浜』とプロジェクトを開始することになった」と実証実験の背景を語った。
横浜市と日産は持続可能なモビリティ社会の実現を目指し、2011年度から5年間の共同プロジェクトを進めており、EVやエコ運転の普及による二酸化炭素削減を目指している。
今回の実証実験もその一環で、11月19日から1月31日まで、横浜駅東口~みなとみらい~関内~山手・元町エリアで一般消費者に超小型EVを貸出し、利便性や二酸化炭素削減効果などを検証する。同様の実証実験は2011年10~11月にも山手・元町エリアで実施したが、今回はエリア、期間を拡大して行う。