トヨタ自動車、ホンダ、フォードモーター。米国でハイブリッド乗用車をラインナップしている主要3社に関して、11月のハイブリッド車販売実績が出揃った。
各社の発表によると、11月に米国で最も売れたハイブリッド車は、引き続きトヨタ『プリウス』シリーズで、1万6505台。ただし、前年同月比は8.5%増と、10月の52.4%増と比較すると、伸び率が鈍った。
1万6505台の内訳は、プリウスが前年同月比23.5%減の8925台と、2か月連続の前年割れ。『プリウスv』(日本名:『プリウスα』)も2690台にとどまり、前年同月比は24.1%減とマイナスに転じた。一方、2012年3月に追加された『プリウスc』(日本名:『アクア』)は3124台を販売。また『カムリ ハイブリッド』は11月、3936台を販売し、前年実績の5.4倍の伸びを示す。
レクサスブランドでは、『CT』や『GS』、『RX』などを合わせて3724台。前年同月比は27.5%増と、引き続き大幅増を維持する。
ホンダは、『シビックハイブリッド』が前年同月比5.4%増の530台と2か月ぶりの前年実績超え。しかし、『インサイト』は前年同月比68.2%減の238台、『CR-Z』は20%減の244台と、落ち込みが続く。
フォードモーターでは、SUVの『エスケープ』が新型発売の影響で、前年同月比98.1%減の21台と、引き続き大幅な減少。一方、中型セダンの『フュージョン』は、前年同月実績84.7%増の1834台と好調が持続する。10月に新発売の『C-MAXハイブリッド』は、11月も3589台と好調な立ち上がりだ。