トピー工業は、インドネシアにトラック・バス用ホイールを製造販売する生産子会社を現地企業パコアクイナ社との合弁で設立し、新工場を建設すると発表した。
新会社の名称は「トピー パリンダ マニュファクチャリング インドネシア」。資本金は3300億ルピア(約30億円)、出資比率はトピー工業が70%、パコアクイナ社が30%。新工場の稼働開始は2014年上期の予定。
これまで同社は、パコアクイナグループのトラック・バス用ホイール生産会社であるPT. PALINGDA NASIONALへの技術援助契約を通じて、アセアン地域での供給体制の強化を図ってきたが、同地域におけるトラック・バスの急激な需要増加に伴い、顧客から現地生産を要請する声が高まっていた。
今回、アセアン地域での需要増加における客先ニーズに迅速に対応し、現地でのトラック・バス用ホイール事業の拡大を図るため、30年来の技術援助先であるパコアクイナグループとの合弁により新会社を設立、新工場を建設することなった。同社は、新工場の稼働により、アセアン地域での供給基盤の強化を目指す。