韓国ヒュンダイモーターは12月18日、国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長に、新しい公用車を納車したと発表した。
国連事務総長の新たな公用車となったのは、ヒュンダイの最上級車、『エクウス』のリムジン仕様。12月17日、米国ニューヨークの国連本部において、ヒュンダイからパン・ギムン国連事務総長に車両が引き渡された。パン・ギムン氏は韓国出身であることから、韓国のヒュンダイ車に白羽の矢が立ったもよう。
現行エクウスは2010年に発表。ボディサイズは、全長5160×全幅1900×全高1495mm、ホイールベース3045mmとレクサス『LS460L』(5150×1875×1475mm)を上回り、メルセデスベンツ『S550ロング』(5205×1870×1485mm)に迫る堂々の大きさだ。
このエクウスの全長を、さらに300mm伸ばしたのが、『エクウスリムジン』。延長された部分は、後席乗員のゆとり拡大に充てられた。韓国ではこのリムジンが、大統領専用車に起用されている。
今回、国連事務総長に納車されたエクウスリムジンに関して、ヒュンダイは警護上の理由から、搭載エンジンなどの詳細を明らかにしていない。同社は、「防弾装甲仕様車である」とだけ公表している。