フィアットが2013年、米国市場へ投入する『500』のEV、『500 e』。同車の電費性能が確定した。
これは1月4日、フィアットの米国法人で、クライスラーグループ傘下のフィアットUSAが明らかにしたもの。フィアット500 eは2012年11月、米国で開催されたロサンゼルスモーターショー12でワールドプレミアを飾ったが、その電費性能が公表されている。
同車は、フィアット500をベースに開発された市販EV。クライスラーグループが開発したEVパワートレインは、モーターが最大出力111ps、最大トルク20.4kgmを発生する。二次電池は、蓄電容量24kWhのリチウムイオンバッテリー。充電は120Vソケットで約24時間、240Vソケットなら4時間以内だ。
今回、米国EPA(環境保護局)が認定したフィアット500 eの電費性能は、市街地122MPGe、高速108MPGe、複合モード116MPGe。1回の充電で、最大約140kmが走行できる。
フィアットUSAによると、高速108MPGeの電費性能は、米国で販売されているEVで最高値。複合モードの116MPGeも、EPAの認定電費でクラストップだという。
フィアット500 eは2013年第2四半期(4‐6月)、充電などのインフラが整った米国カリフォルニア州で発売される予定だ。