中央銀行バンク・ネガラは1月31日に定例金融政策会合(MPC)を開催し、政策金利である翌日物政策金利(OPR)を3.00%で据え置くことを決めた。
中銀は2011年5月、インフレ対策として10カ月ぶりにOPRを引き上げたが、それ以降は据え置いている。
中銀は声明の中で、世界的な経済活動に不規則ながらも改善の兆しがみられるが、主要先進経済の成長は進行中の財政再建と労働市場の軟化により低く抑えられていると指摘。アジアについては、成長の続く内需と徐々に回復をみせる外需に支えられているとした。しかし国際金融市場への圧力は緩和されるなど改善はみられるものの、グローバル経済の成長見通しの下振れリスクは残されていると指摘した。