マレーシア航空(MH)は、ワンワールド・アライアンスに正式加盟した。世界でも大きな加盟航空会社が運航するアライアンスのネットワークを利用者に提供する。
約30か国、60以上の都市に就航しているマレーシア航空の加盟で、マレーシアの首都であるクアラルンプールが、ワンワールド・アライアンスの拠点の一つとなる。
ワンワールド・アライアンスのネットワークにマレーシア航空が就航するブルネイと、世界16都市がワンワールド・アライアンスのネットワークに新たに加わり、計156か国842都市に拡がる。また、クアラルンプールからインド各地やコロンボなどへのネットワークも充実する。
ワンワールド・アライアンスは、約2500機の航空機で毎日約9000便を運航し、年間約3億4000万人が利用している。総収入は約1100億米ドル規模となる。
また、現在ワンワールド・アライアンスへの加盟予定のカタール航空とスリランカ航空のネットワークが加わると、159カ国860都市にまでネットワークが拡充される。
マレーシア航空の加盟により、ワンワールド加盟航空会社からマレーシア航空便へ、スムーズに乗り継ぐことができるようになる。マレーシア訪問者が旅行を充実できるように「ビジット・マレーシア・パス」(マレーシア周回旅行用運賃)を設定した。ビジット・パスでは、マレーシア航空国内線が割引運賃で利用でき、ワンワールド加盟航空会社の国際線航空券購入の際に一緒に予約、購入できる。