米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペルは、3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー13において、『ザフィーラ ツアラー』の新型ディーゼル搭載車を初公開する。
初代『ザフィーラ』は1999年、オペルの小型ミニバンとして発表。2001年には、スバルから『トラヴィック』として日本に導入されたことでも知られる。2005年には2代目にモデルチェンジ。現行の3世代目は2011年3月のジュネーブモーターショー11でデビュー。ザフィーラ ツアラーを名乗る。
今回オペルは、ジュネーブモーターショー13において、ザフィーラ ツアラーの新型ディーゼル搭載車を初公開。「1.6CDTIエコテック」と呼ばれる新開発ターボディーゼルエンジンは、オペル史上、最もクリーンなディーゼルを標榜している。
この1.6リットル直列4気筒ターボディーゼルエンジンは、最大出力136ps、最大トルク32.6kgmを発生。豊かなトルクのおかげで、最高速193km/hのパフォーマンスを発揮する。
それでいて、欧州複合モード燃費は24.4km/リットル、CO2排出量109g/kmという優れた環境性能を実現。排出ガス性能は、2014年9月に欧州で導入されるユーロ6の基準を満たす。オペルはこの新型ディーゼルを、ザフィーラ ツアラー以外にも拡大展開する計画だ。