トヨタのインド部品製造子会社、トヨタ・キルロスカ・オートパーツ社は2月22日、インドのカルナタカ州バンガロール市に完成した新工場の開所式典を行った。
トヨタ・キルロスカ・オートパーツ社は、トヨタ自動車とキルロスカシステムズ社の合弁会社。バンガロールの新工場はすでに稼働しており、2012年8月からエンジン、2013年1月からトランスミッションを組み立てている。
新工場建設の投資額は、50億ルピー(約85億円)。年産能力は、エンジンが10万8000基、トランスミッションが24万基。500名以上の雇用も創出された。
新工場で組み立てられたエンジンとトランスミッションは、トヨタの新興国向け戦略車として、インドで生産中の『エティオス』に搭載。他には、SUVの『フォーチュナー』やミニバンの『イノーバ』にも採用される。
トヨタ・キルロスカ・モーターのVikram Kirloskar副会長は、「トヨタの世界成長戦略において、インド事業が重要な役割を担う」とコメントしている。