米国の自動車大手、クライスラーグループのジープブランドは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、2014年型『グランドチェロキー』の欧州仕様車を初公開した。
グランドチェロキーの2014年モデルは1月、米国で開催されたデトロイトモーターショー13でワールドプレミア。2014年モデルは、現行グランドチェロキーのデビュー以来、初の大幅改良を実施。クライスラー『300』風の新しいヘッドライトを採用して、イメージチェンジ。ジープブランド伝統のフロントグリルとの組み合わせで、新たな表情を作り出す。
欧州向けグランドチェロキーの2014年モデルは、デトロイトモーターショー13で発表された北米仕様に準じる。内外装のリファイン、8速ATの採用、「Uコネクト」と呼ばれる最新車載テレマティクスの設定などだ。
搭載エンジンは、欧州で人気が高いディーゼルを用意。3.0リットルV型6気筒ターボディーゼルに、高効率の8速ATを組み合わせる。ジープによると、加速性能を引き上げつつ、燃費やCO2排出量などの環境性能を改善しているという。