フランスの自動車大手、ルノーの傘下で、ルーマニアに拠点を置くダチアは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、新型『ロガンMCV』を初公開した。
ダチアの主力小型セダンが、『ロガン』。ロガンMCVは、同車の派生MPVとして、2006年秋のパリモーターショー06で発表された。ジュネーブモーターショー13で初公開された新型は、2世代目。車名の「MCV」とは、マックス・キャパシティ・ビークルの略だ。
新型ロガンMCVは、車名の通り、最大限の室内空間が追求されている。全長4490mmのボディに、2列シートを配置した5名乗り。荷室容量573リットルで、後席を倒せば最大1518リットル(いずれもVDA計測法)まで拡大する。ダチアは、「クラスをリードする容量」と自信を示す。
搭載エンジンは、複数を用意。中でも、ルノーが新開発した3気筒ガソリンターボ、「TCe90」は、欧州複合モード燃費20km/リットル、CO2排出量116g/kmという優れた環境性能を実現する。
新型ロガンMCVは、欧州市場で初夏、発売される予定。価格は公表されていないが、先代同様、低価格でリリースされるもようだ。