トヨタ自動車と中国の自動車大手、第一汽車との中国合弁、天津一汽豊田汽車(一汽トヨタ)は3月12日、中国向けの新たな自主ブランドとして、『朗世』(英語表記は『RANZ』)を立ち上げると発表した。
ブランド名のRANZは、「自動車の新たな世界を切り開く旅」という意味を込めたネーミング。エンブレムは「N」がモチーフとなっており、ニュー、ナチュラルの意味を持たせた。トヨタと第一汽車との協力関係が、新たな段階へと飛躍するという意味も込める。
またRANZは、環境性能を重視したブランドとなる。ハイブリッドで先行するトヨタの環境技術を生かし、グリーンで環境を守り、将来の研究開発の方向性を提示するブランドに位置付けられた。
RANZ(朗世)ブランドの第一号車は、4月下旬に中国で開催される上海モーターショー13において、初公開される予定。一汽トヨタは、「EVコンセプトカーになる」と説明している。