3月27日、米国で開幕するニューヨークモーターショー13。BMWのブースでは、『3シリーズ グランツーリスモ』が、米国プレミアを飾ることが分かった。
これは、ニューヨークモーターショー13の公式サイトが明らかにしているもの。ジュネーブモーターショー13で初公開されたばかりの3シリーズ グランツーリスモが、ニューヨークモーターショー13で、早くも米国デビューを迎える。
3シリーズ グランツーリスモはBMWの主力モデル、『3シリーズ』から派生した新型車。BMWはすでに、『5シリーズ』ベースの派生車種(厳密には『7シリーズ』がベース)として、『5シリーズ グランツーリスモ』を設定。これと同様のコンセプトで、3シリーズ グランツーリスモは登場した。
すでにセダンとワゴンがラインナップされている新型3シリーズだが、3シリーズ グランツーリスモは両車の特徴を、1台に融合。セダンのダイナミックさやスポーティさ、ワゴンの機能性や使い勝手を、1台にまとめあげた。
3シリーズ グランツーリスモは、ワゴンの『3シリーズ ツーリング』に対して、全長が200mm、ホイールベースが110mm大きい。全高も81mm引き上げられた。しかし、フロントマスクには3シリーズに共通の表情が与えられており、3シリーズの一員と識別できる。
ボディサイズ拡大のおかげで、室内空間は3シリーズ随一の広さ。とくにシートの高さは59mm高められており、見晴しの良さや乗降性を向上させる。後席足元の余裕は、セダンやツーリングに対して、70mm拡大。BMWによると、ひとクラス上の快適性を実現しているという。
現時点では、米国向け3シリーズ グランツーリスモに関して、搭載エンジンなどの詳細は不明。ただし、米国仕様の新型3シリーズセダンには、直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボ(最大出力306ps、最大トルク40.8kgm)を積む「335i」グレードが設定されていることから、このエンジンが用意される可能性が高い。