気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2013年4月1日付
●就活解禁大学4年4月、「4カ月遅く」要請へ、政府、経済界に(読売・1面)
●値上げの春家計に負担(朝日・1面)
●ブルーインパルス2年ぶり松島帰還(産経・26面)
●65歳まで企業に雇用義務、きょう改正法施行、60代も働く社会に(東京・1面)
●「ニセ物」9割中国から,薬や車部品も、過去最多に(日経・3面)
●悪質自転車もう許さぬ、信号無視・猛スピード、死亡事故まで、罰金刑も,厳罰化シフト(日経・39面)
ひとくちコメント
夜に眠って、次の日の朝に目が覚めただけなのに、1月1日と4月1日は何となく普段と気分が違う。きょうから新年度がスタートしたが、日常の暮らしにかかわる制度やサービス、さらに、商品の価格などが大幅に変わるという。
きょうの朝日は「4月から暮らしこう変わる」、3月31日の産経が「4月からこう変わる」などと、主な変化をわかりやすく一覧表にして掲載している。
それによると、アベノミクス効果による円安で、4月以降、さまざまなものが値上がりすることがわかった。電気・ガス、小麦や食用油、トイレットペーパーやティッシュペーパー、宝飾ブランドの「ティファニー」などの輸入品も値上げに踏み切るという。
また、マイカー族には気になる自動車保険の仕組みも大幅に変わる。加入を義務付けられている自動車損害賠償責任(自賠責)保険料が全車種平均で13.5%の引き上げとなる。さらに、10月には、損保会社の自動車保険(任意保険)が、「新等級制度」に基づく保険料の仕組みに切り替わり、従来よりも大幅にアップするという。
職場では定年後も企業は65歳まで雇用しなければならないことも義務づけられる。1年後には消費税が8%になるばかりでなく、2%の物価上昇を目標にするアベノミックスだが、「賃上げ」が浸透しないうちに、いろいろなモノやサービスの価格は待ったなしで値上げされる。
新年度早々に、グチっても始まらないが、朝日が「暮らしは大変な『負担増』に直面するおそれがある」と伝えている。身につまされる人も多いことだろう。