東京商工リサーチは、2013年3月の東日本大震災関連倒産の調査結果(速報値)を発表した。東日本大震災関連倒産は30件で、負債総額は96億5600万円。
倒産件数は11か月連続で前年比マイナスとなり、負債総額は初めて100億円を下回った。
地区別では、関東15件、東北7件、九州3件、近畿と中国が各2件、北陸1件だった。このうち、東北は宮城が4件、秋田・山形・福島が各1件だった。
産業別では、小売業が10件、宿泊業・飲食店などを含むサービス業他が8件、製造業が6件、建設業が3件、卸売業が2件と続く。被害型では、「間接型」の27件に対し「直接型」が3件だった。
なお、震災発生から1年12か月目となる2013年3月で、累計倒産件数は1129件、負債総額は1兆4058億円となった。