ホンダは新開発の直列2気筒400ccエンジンを搭載した新型スポーツバイク『CBR400R』など3機種を「New FUNdamental Concept」シリーズと名付け、4月23日から順次発売すると発表した。
開発責任者を務める本田技術研究所二輪R&Dセンターの飯塚直氏は「「400ccクラスは年々登録台数が下がっており、5年前の約半分の規模になっている。そこで400ccクラスの市場の活性化を狙いに新たなモデルを投入したいと考えた。(4気筒エンジン搭載の)CB400シリーズはとくに20代の新規ユーザーが大きく減少している。市場の活性化に向けてはこの20代、30代のユーザーへのアプローチが重要」と語る。
さらに「750ccそしてリッターバイクへとステップアップを希望されるお客様へ、ステップアップの階段を低くする、その足掛かりにして頂きたいシリーズ」と述べた。
また「このシリーズは直列2気筒400ccのエンジンと、車体を操る楽しさを味わえるよう素直なハンドリング特性や車体サイズを実現するためにスチール製のダイヤモンドフレームに17インチのラジアルタイヤを組み合わせて共通のプラットフォームとした。この共通のプラットフォームに、それぞれの上位機種の最新のトレンドを与えている」と説明。
このうち「『CBR400R』は街乗りからワインディングロードまでスポーティーな走りが楽しめる幅広いユーザーを対象としたオールラウンドなフルカウルスポーツ。高速道路を使った日帰りのツーリングなどに使って頂きたいモデル」。
「『CB400F』は日常の便利な移動手段として取り回しやすいビッグスポーツ。通勤や通学、またちょっとした買い物など日々の足として使って頂きたいモデル」。
「『400X』はオン・オフイメージのアップライトなライディングポジションで目線も高く、冒険心をかきたてるクラス初のクロスオーバーモデル。彼女や奥さんと一泊二日の旅などに使って頂きたいモデル」とそれぞれの商品特長を解説した。