GMのシボレーブランドが今夏、米国の一部州で販売を開始する新型EV、『スパークEV』。同車の電費性能が公表された。
これは4月24日、シボレーが明らかにしたもの。スパークEVの米国EPA(環境保護局)の予想電費性能は、複合モードで119MPGe(約50.6km/リットルに相当)。また、1回の充電での最大航続予想距離は、複合モードで132km。
スパークEVは2012年11月、ロサンゼルスモーターショー12で発表。小型5ドアハッチバックの『スパーク』をベースに開発されたEV。
EVパワートレインは、GMが独自開発。モーターは最大出力130ps、最大トルク55.3kgmを引き出す。強力なトルクのおかげで、0-96km/h加速は8秒以下の実力。GMによると、クラス最高レベルの加速性能だという。
二次電池は、蓄電容量21kWhのリチウムイオンバッテリー。GMやフォルクスワーゲンなど、欧米の自動車メーカーが推進する急速充電システム、「コンボ方式」を初めて導入。80%のバッテリー容量なら、約20分で充電できるのも大きな売り。
シボレースパークEVは今夏、米国カリフォルニア州とオレゴン州で発売。今回、同車の電費性能を公表したシボレーは、「一般的な新車の平均と比較して、スパークEVは5年間で、最大9000ドル(約90万円)のガソリン代が節約できる」とアピールしている。