中国の自動車大手、上海汽車(SAIC)は4月25日、2013年第1四半期(1‐3月)の決算を明らかにした。
上海汽車は、GMやフォルクスワーゲンと中国合弁会社を設立。中国で、両社のブランド車を現地生産・販売している。これら合弁会社以外にも、上海汽車の自主ブランド車を中国で販売している。
同社の発表によると、第1四半期の売上高は、1452億4400万元(約2兆3020億円)。前年同期比は17.2%増だった。また、第1四半期の純利益は61億9800万元(約980億円)。前年同期の56億1000万元に対して、10.5%の増益。
増収・増益となった要因は、新車販売の好調による部分が大きい。第1四半期の世界新車販売台数は、前年同期比17%の伸び。
上海汽車の2012年の世界新車販売(GMとフォルクスワーゲンの合弁分を含む)は、前年比12%増の449万台。このうち、上海汽車の自主ブランドの中国新車販売台数は、新記録となる20万0017台。初の20万台超えを実現すると同時に、前年比は23.5%増と大きく伸びている。