欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループ。同社が今後の環境対応車の切り札として、プラグインハイブリッド車(PHV)を最重視していくことが分かった。
これは4月26日、オーストリアで開催された第34回ウィーン国際モーターシンポジウムにおいて、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。同社は、「中期的な視点に立つと、PHV技術が代替パワートレインシステムの最も有望な選択肢となる」と発表している。
同社はその理由として、EVモードでの走行距離が最大50km程度と、日常使用に適していること。また、家庭などでの充電が可能で、長距離走行する際は、エンジンの助けが借りられるフレキシブル性の高さを指摘する。
フォルクスワーゲングループは、ポルシェ『パナメーラ』とアウディ『A3』にPHVを設定し、市販する予定。さらに、フォルクスワーゲン『ゴルフ』/『パサート』、アウディ『A6』、ポルシェ『カイエン』にPHVをラインナップする計画だ。