日本自動車工業会が5月7日に発表した2012年度(2012年4月~2013年3月)の福祉車両販売台数は、エコカー減税・補助金の効果により大幅に増加し、前年度比20.9%増の4万3129台で過去最高となった。
福祉車両全体の販売台数が前年を上回ったのは3年連続。
車種別の販売状況は、普通・小型自動車では、同8.8%増の2万5129台。「運転補助装置付車」は前年度を下回ったものの、「車いす移動車」「昇降シート車・回転シート車」とも前年度を上回った。なお、「車いす移動車」については、これまでの1万2934台(2011年度)を上回り、1万3577台と過去最高となった。
軽自動車は同47.9%増の1万4041台で過去最高を記録。中でも「車いす移動車」が同63.9%増の1万2096台と、大きく数字を伸ばした。バスは、同27.5%増の3959台。7年ぶりに前年度を上回った。