村上開明堂が14日発表した2013年3月期の連結決算は、営業利益が前期比7.6%増の46億8500万円で、増益となった。
震災後の復興需要とエコカー補助金等による需要の増加で、主力の自動車用バックミラー販売が前年実績を上回り、売上高は同9.2%増の599億6100万円となった。
営業利益も原価低減活動、生産効率化等の合理化により改善した。経常利益は前期に計上した助成金がなくなったため、同0.5%減の51億9600万円となったが、純利益は同63.2%増の39億8400万円と大幅な増加となった。
今期の業績見通しは、国内販売が減少することを見込み、売上高は前期比0.1%増の600億円、営業利益は同7.2%減の43億5000万円、経常利益は同7.6%減の48億円、純利益は同31.0%減の27億5000万円とした。