米国コロラド州で、毎年6月末に開催されるパイクスピーク国際ヒルクライム。この厳しいヒルクライムコースにおいて、英国の高級SUVメーカー、ランドローバーの新型『レンジローバースポーツ』が、市販SUVの最速タイムを記録したことが分かった。
これは6月7日、ランドローバーが明らかにしたもの。新型レンジローバースポーツが、パイクスピーク国際ヒルクライムと同じコースでタイムを計測。その結果、「市販SUVクラスの新記録を打ち立てた」と宣言している。
新型レンジローバー スポーツは2013年3月、ニューヨークモーターショー13でワールドプレミア。オールアルミボディを採用し、先代比で大幅に軽量化したボディに、5.0リットルV型8気筒スーパーチャージャー(最大出力510ps)を搭載。0‐96km/h加速は5秒以下の実力。
今回のタイム計測は、6月6日に実施。市販車にほぼ手を加えていない状態の新型レンジローバー スポーツを、パイクスピークで3度勝利した経験を持つPaul Dallenbach選手がドライブ。その結果、全長約20kmのコースを、12分35秒61のタイムで駆け上がった。
平均車速は、95.23km/h。パイクスピーク国際ヒルクライム主催団体は、新型レンジローバー スポーツの12分35秒61のタイムを、市販SUVクラスの最速記録と認定している。