JR東海は6月12日、駅のバリアフリー化の進ちょく状況と今後の方針を発表した。
2006年に制定された高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー新法)は、1日あたりの平均利用者数が3000人以上の駅について、バリアフリー設備を可能な限り整備することを求めている。JR東海の発表によると、3000人以上の110駅のうち全体の約8割にあたる88駅について、2012年度までにエレベーターなどを整備して段差を解消した。
今後は段差未解消の22駅のうち13駅と、スロープが整備済みなどの3駅を合わせた16駅について、約24億円を投じて2017年度までにエレベーターなどを整備する。残る9駅のうち2駅は駅舎の橋上化または高架化が予定されている。