フォルクスワーゲンが米国で現地生産し、北米市場で販売している新型『パサート』(欧州や日本仕様とは異なる北米専用車)。同車のクリーンディーゼル搭載車が、エコランの新たなギネス世界記録を打ち立てた。
これは6月24日、フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカが明らかにしたもの。2013年モデルの『パサートTDI』が、全米48州をいかに低燃費で回るかというギネス記録に挑戦。「ハイブリッド車以外で、48州を最も低燃費で回る」というギネス世界新記録を達成している。
パサートTDIは、直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼルエンジンを搭載。米国EPA(環境保護局)高速燃費は18.28km/リットルと燃費性能は優秀。
このパサートTDIを、米のエコカーサイト、『cleanmpg.com』を立ち上げたWayne Gerdes氏ら2名がドライブ。全米48州、総走行距離8122マイル(約1万3000km)を17日間かけて走破した。
その結果、33.16km/リットルの燃費を計測。いままでのギネス記録、28.86km/リットルを4.3km/リットル上回る、ギネス世界新記録を達成した。フォルクスワーゲンオブアメリカによると、この記録は、ハイブリッド車の全米48州を回る燃費記録、27.46km/リットルも上回ったという。