JR東日本、気仙沼線BRTの専用道を倍増…9月5日にダイヤ改正

鉄道 企業動向
気仙沼線BRTにおける駅のイメージ。今回の専用道拡大で3駅が震災前の鉄道駅に移設される。
気仙沼線BRTにおける駅のイメージ。今回の専用道拡大で3駅が震災前の鉄道駅に移設される。 全 2 枚 拡大写真

JR東日本の仙台支社と盛岡支社は7月11日、東日本大震災の影響で運休中の気仙沼線柳津~気仙沼間55.3kmについて、仮復旧として運行しているバス高速輸送システム(BRT)のダイヤ改正を9月5日に実施すると発表した。バス専用道区間を大幅に増やす。

今回にダイヤ改正に合わせ、陸前戸倉~志津川間内3.5kmと志津川~清水浜間内3.8km、陸前港~陸前小泉間内2.8kmの合計10.1kmで、気仙沼線の線路敷地を活用した専用道の使用を開始する。専用道区間は全長21.7kmとなり、現在のほぼ2倍になる。

陸前戸倉、陸前港、蔵内各駅は専用道上に移設して駅舎とトイレを整備する。清水浜駅は志津川~清水浜間での専用道使用開始に伴い、ベイサイドアリーナ駅を通過する便のみ乗降場所が変更される。

専用道区間の拡大などに伴う訓練運転は8月21日から開始し、9月5日にダイヤ改正を行う。柳津~気仙沼間の所要時間は、ベイサイドアリーナ通過便で最速106分。現行ダイヤに比べ7分、2012年8月20日のBRT暫定運行開始時に比べ11分短縮される。ベイサイドアリーナ経由便でも現行ダイヤに対し3分、暫定運行開始時に対し7分の短縮になる。

また、気仙沼20時45分発の本吉行きを増発し、気仙沼~本吉間の最終便を62分繰り下げるほか、一般道区間では平日の朝夕ラッシュ時に現在の運転状況を勘案したダイヤに見直す。このほか、全駅停車の運行方式を取りやめ、乗降客がいない駅は通過する。

《草町義和》

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