日産自動車の米国市場における主力車種、『アルティマ』。同車のクーペが、廃止されることが分かった。
これは7月16日、日産自動車の米国法人、北米日産が発表した2014年モデルのラインナップの中で、明らかにされたもの。「『アルティマ クーペ』は2014年モデルには設定しない」とアナウンスしている。
北米日産は2012年8月、米国市場に新型アルティマを投入。ただし、モデルチェンジを受けたのは4ドアセダンのみで、2ドアクーペは先代が継続販売された。競合するホンダ『アコード』も、米国では4ドアセダンと2ドアクーペの2種類を設定しており、このクラスのクーペを求める顧客のニーズに対応してきた。
北米日産は、アルティマクーペの廃止の理由を公表していない。アルティマシリーズの販売の主力が4ドアセダンとなり、2ドアクーペの販売の減少が理由となったもよう。
なお、トヨタ自動車も2011年8月に米国で発表した新型『カムリ』では、2ドアクーペの『カムリ ソラーラ』を廃止。4ドアセダンにボディを1本化している。