日産自動車とニスモは7月24日、ミハエル・クルムとルーカス・オルドネスが来月、オーストラリアでニッサン・モータースポーツのV8スーパーカーワークスマシンでテスト走行を行うと発表した。
今回のテスト走行は、日産/ニスモから参戦するレーシングドライバーに、世界各国でのレースに参戦する機会を与える取り組み「ニスモグローバルドライバーエクスチェンジ」の一環として行うもの。
クルムは、2003年全日本GT選手権、2011年GT1世界選手権など、日産で数々の功績を築いてきたベテランドライバー。一方、オルドネスは2008年、日産とソニーによるプレイステーションのゲーマーをレーシングドライバーに育成しようというプロジェクト、ニッサンGTアカデミープログラムの初代優勝者。2人は、今年のル・マン24時間レースにおいて日産エンジン搭載車をドライブし、LMP2クラス3位でフィニッシュしている。
クルムとオルドネスは、8月12日にオーストラリアに渡り、ウィントン・モーターレースウェイでニッサン・アルティマV8スーパーカーの2台をテストする。いずれもV8スーパーカーをドライブするのは今回が初めて。オーストラリア・ニッサン・モータースポーツにとって今年2月にイースタン・クリークでローンチイベントを行って以来、初めての公式テスト。公式テスト日の前日に、ウィントンの3kmのコースでテストを行う。
クルムとオルドネスは、V8スーパーカーの初テストの後、そのまま日本で8月17・18日に開催されるSUPER GT第5戦鈴鹿1000kmに参戦。ここでは、クルムは通常の#24 NISSAN GT-RでGT500クラスに参戦。オルドネスはNDDPチームからGT300クラスにエントリーする。