ドイツの高級車メーカー、アウディ。同社が中国合弁パートナーと共同で、プラグインハイブリッド車(PHV)の開発に乗り出すことが分かった。
これは7月25日、アウディと中国合弁パートナーの第一汽車(FAW)が明らかにしたもの。両社は、「PHVの共同開発プロジェクトを開始する」と発表している。
アウディは2013年3月、ジュネーブモーターショー13において、『A3 スポーツバック eトロン』を出品。新型『A3スポーツバック』をベースに開発されたPHVプロトタイプで、市販に向けた研究開発を進めている。
また、アウディは、『A1』をベースにしたPHVプロトタイプ、『A1 eトロン』の研究開発も推進中。同車は、発電専用のロータリーエンジンを搭載するのが特徴だ。
中国では、政府が舵を取り、EVやPHVなどの環境対応車の普及を目指している。アウディはこの流れに従い、第一汽車と共同でPHVの開発を進めていく。アウディのルパート・シュタートラー会長は、「第一汽車とのPHVの共同開発は、中国市場における重要なマイルストーン」とコメントしている。