JR旅客6社は7月26日、お盆期間中の指定席の予約状況を発表した。8月9~18日の全体の予約席数は301万席で、前年に比べ5%の増加。ピークは下りが8月10日、上りが17日と見られる。
出火事故の影響で特急列車の一部運休が続いているJR北海道は提供席数が20万768席で、前年に比べ3万7317席(15.7%)の大幅な減少となった。これに対して予約席数は2.5%増の9万1675席で、予約率も8.1%増の45.7%となった。
JR東日本の予約席数は前年比6%増の112万席で、このうち新幹線は7%増の85万席。主要線区別では中央本線の特急「スーパーあずさ」「あずさ」「かいじ」が前年比19%増と大幅に増えており、東北新幹線「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」も9%増えている。
JR東海が発表した東海道・山陽新幹線の予約席数は123万席で、前年に比べ5%の増加。名古屋発着の在来線特急も7%増えて7万席となっている。
JR西日本では、予約可能席数の約254万2000席に対し、予約席数は前年に比べ3%増えて約94万1000席。山陽新幹線は5%増の76万8000席だが、在来線は3%減の17万3000席になっている。
JR四国は予約席数が前年に比べわずかに減少して約50万900席。提供席数が1.9%減少したため、予約率は前年よりやや増えて30.3%となっている。
JR九州は新幹線と在来線を合わせて64万3000席の指定席を用意した。期間中の予約席数は21万6000席で、前年に比べやや増えている。