ホンダのミッドシップスーパースポーツ『NSX』の復活が間近に迫ってきた。2015年の発売に向けて、開発は最終段階を迎えている。
2005年末の初代生産終了後、ホンダを取り巻く環境は二転三転した。当初は当時参戦していたF1の技術をフィードバックしたV10エンジンを搭載したハイパワースポーツを計画していたが、リーマンショックの影響で開発が凍結されてしまう。
その後、不況と震災の影響から脱しホンダの経営状況も明るい兆しがみえてきた2012年、年初のデトロイトモーターショーで、ミッドシップレイアウトはそのままに、ハイブリッドシステムを搭載する新世代スーパースポーツの『NSXコンセプト』を出展。「3年以内の発売」を明言した。
次期NSXには、直噴化されたV型6気筒エンジンと3個のモーターを組み合わせた新世代ハイブリッドシステム、「スポーツハイブリッドSH-AWD」採用。トランスミッションは新開発のデュアルクラッチが搭載される見込みだ。
各モーターショーでの出展を通じて内外装をリファイン、2013年の夏にはプロトタイプが走行をおこなうなど、開発が順調に進んでいることをアピールしている。8月16日はSUPER GT参戦車両もお披露目されている。
11月に開催される東京モータショーでは、市販バージョンへさらに一歩近づいたNSXの姿が見られるかもしれない。
◆初代は2005年末に惜しまれつつも生産終了
◆当初はV10エンジン搭載を計画していたが…
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◆2012年のデトロイトショーでハイブリッドAWDスポーツを掲げ復活
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◆プロトタイプでの走行も披露
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◆生産は米国のオハイオ工場
◆2014年のSUPER GTマシンも発表