2012年末にビッグマイナーチェンジを行ったダイハツ『ムーヴ』。燃費性能に加え、基本性能、安全性能、デザインなどの各機能を大幅に手が加えられた。2013年4月には2年2ヶ月ぶりに軽自動車販売台数の首位を奪還している。
新しいムーヴには、『ミライース』で採用されている低燃費技術の進化版「e:Sテクノロジー第2弾」を搭載。軽自動車初採用となるCVTサーモコントローラーで、エンジンとCVTの温度を相互に最適化し、燃焼効率、動力伝達効率を高めた。また、ブレーキをかけ、車速が9km/h以下になるとエンジンが停止する、新「エコアイドル」も燃費アップに貢献。さらに、軽自動車として初めて衝突回避支援システムを取り入れたモデルが登場した。
プラットフォームやパワートレイン以外は大きく進化したにもかかわらず、価格は107万円からという先代据え置きの設定だ。登録者からシフトする購入者も多いとし、販売数は今なお伸びを見せている。
期待される燃費、価格対応は前提
◆軽自動車の安全性に革新
◆コンパクトカーも含めた土俵で戦う
◆存在感を強調するデザインに
◆改良後は販売好調