トヨタ自動車は8月30日、米国の工場に総額1億0200万ドルを投資し、トランスミッションの生産能力を引き上げると発表した。
今回の投資のうち、大半にあたる9000万ドルを、TMMWV(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ウェストバージニア)のバッファローパワートレイン工場に振り向ける。同工場の現在のトランスミッションの年産能力は50万基。これを2015年初頭には、74万基へ増やす。
また、1100万ドルをトヨタの子会社のボディーン・アルミニウムのミズーリ州トロイ工場へ、100万ドルをテネシー州ジャクソン工場へ投資。3工場では、合計100名以上の雇用を創出する。
TMMWVのMillie Marshall上級副社長は、「生産能力の増強は、北米での需要増への対応。今回の最新の投資が、北米の顧客へ、より良いサービスを提供するのに役立つ」とコメント。
TMMWVのバッファローパワートレイン工場は1998年に稼働。現在までの累計生産ユニット数は、1000万基を超えている。