韓国のタイヤ大手、ハンコックは9月2日、韓国向けの新型メルセデスベンツ『Sクラス』に、同社製タイヤが純正採用されたと発表した。
タイヤメーカーとしては後発のハンコックだが、ここ数年はドイツ・プレミアムメーカーによる純正装着の動きが活発化。例えば2006年、韓国向けの一部アウディ車に、ハンコック製タイヤが純正採用されている。
また2011年には、韓国仕様のBMW『5シリーズ』に、同社製タイヤが純正装着。今回の新型Sクラスへの純正装着は、この2例に続くもの。
また、メルセデスベンツのフラッグシップのSクラスに、韓国製タイヤが純正装着されるのは、今回が初めて。ハンコックは、「ドイツ・プレミアムメーカー3社を制覇したことになる」と胸を張る。
ハンコックのソスンファ副会長は、「我々はメルセデスベンツやBMWなどのプレミアムメーカーをはじめ、トヨタ、ホンダ、日産など日本メーカーにタイヤを供給。純正採用の拡大は、ハンコックにとって飛躍の機会になるだろう」とコメントしている。