フランスのブガッティ『ヴェイロン』と、スウェーデンのケーニグセグ『アゲーラ』。世界最高峰の性能を備えた2台のスーパーカーの加速対決の映像が10月6日、ネット上で公開され、再生回数が30万回に迫っている。
『ヴェイロン16.4 グランスポーツ ヴィテッセ』はヴェイロンのオープンモデル、「16.4グランスポーツ」をベースに、クーペボディの最強グレード、「16.4スーパースポーツ」と同じ心臓部を移植したモデル。
ミッドシップに搭載されるのは、8.0リットルW16気筒ガソリンエンジンを4個のターボチャージャーで過給したユニット。16.4スーパースポーツと同じ専用チューンが施され、最大出力は1001psから1200psへ、最大トルクは127.5kgmから153kgmへ、それぞれ199ps、25.5kgmの性能アップを実現した。もちろん、パワーアップに対応して、シャシーは強化。0-100km/h加速は2.6秒、最高速は410km/hの実力。
一方、『アゲーラR』は、アゲーラシリーズの高性能版として登場。ミッドシップに搭載される4.7リットルV型8気筒ツインターボエンジンは、排気量を5.0リットルへ拡大した。
その最大出力は、1115ps/6900rpm、最大トルクは122.4kgm/4100rpm。乾燥重量1330kgの軽量ボディと、7速デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせにより、0-100km/h加速2.9秒(最高速は未公表だが、400km/h超レベル)という世界屈指のパフォーマンスを実現する。
2台のスーパーカーの加速テストを実施したのは、『GT BOARD.COM』。静止状態ではなく、一定の速度で走行している状態から、フルスロットル4回勝負に挑んでいる。