ホンダは10月31日、5世代目にフルモデルチェンジした『オデッセイ』を発表した。発売は11月1日より開始する。
新型モデルの開発コンセプトに当たり、ホンダ技術研究所 四輪R&Dセンターの中川真人は、「オデッセイ4代目までもっていた乗用の価値、走りの良さとか、乗用車ライクのデザインなどをキープしながら広い室内の空間を中心にしたユーティリティの価値を大幅に広げて、これらのバランスをとると言うのが、今回の車の大きな作り方です」と語る。
3代目から引き次いできたワイド、ロー&ロングのスタイリングは大きく改められた。超低床プラットフォームは引き続き維持し低重心をキープながらも、ヘッドクリアランスと室内の空間を大幅に拡大した。
ボディは従来モデルと比べ、全長はプラス30mmの4830mm、ホイールベースはプラス70mmの2900mmだ。さらに、全高はプラス150mmの1695mmで初代の1645mm/2代目の1630mmを上回り、歴代モデルで最も高くなっている。室内空間は、105mm高い1325mmを確保した。