トヨタ自動車のSUV、『FJクルーザー』。同車の米国仕様車の生産が、間もなく終了することが分かった。
これは11月5日、トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売が明らかにしたもの。「2014年モデルをもって、FJクルーザーの生産を終了する」と発表している。
FJクルーザーは2006年春、北米で発売。1960年代の名車、トヨタ『ランドクルーザー』(FJ40型)のモチーフを、デザインに反映させた個性的なSUVとして支持を集めた。
当初は北米専用車だったが、その他の海外市場にも販売エリアを順次拡大。2010年12月には、日本市場にも投入された。なお、FJクルーザーの生産は、トヨタグループの日野自動車の東京・羽村工場で行われている。
2006年の発売以来、米国でのFJクルーザーの累計販売台数は20万台以上。米国では、2014年2月に納車が始まる2500台が最後になる。米国トヨタ販売は、「FJクルーザーはトヨタのSUVの歴史において、最も象徴的な車のひとつとして記憶に残るだろう」とコメントしている。