英国の高級車メーカー、ジャガーカーズは11月5日、中東で開幕したドバイモーターショー13において、『C-X17』の新仕様を初公開した。
C-X17は2013年9月、フランクフルトモーターショー13でワールドプレミア。ジャガー初のSUVを示唆したコンセプトカーだ。高級SUVに対する需要が根強い中東市場でアピールするために、ジャガーカーズはドバイモーターショー13で、C-X17の新仕様を披露している。
C-X17のボディサイズは、全長4718mm、全高1649mm。フロントマスクには、最新のジャガーのデザイン言語を反映させた。リアは、テールランプが新型スポーツカーの『Fタイプ』を思わせる細長デザインなのが目を引く。室内は、プレミアムなスポーツクロスオーバーコンセプトに相応しい上質な仕上げ。「インタラクティブ・サーフィス・コンソール」と呼ばれる新世代の車載コネクティビリティも採用。
またC-X17は、次世代の軽量化技術を導入した新開発のアルミモノコック構造をベースとしている。このアルミモノコック構造は、将来のジャガーの市販車に広く採用される重要技術。実車に搭載されるのは、2015年に市販されるミッドサイズセダンが第一号となる。
今回、ドバイモーターショー13に出品されたC-X17は、ボディカラーをフランクフルトのブルーから、シルバーに変更。ジャガーカーズはこの色を、「リキッドアルミニウム」と呼ぶ。
なお、引き続き、ジャガーカーズからC-X17の市販化に関するアナウンスはない。急成長中のSUV市場への参入を検討するにあたり、市場の反応を探るためのスタディモデルという位置付けは変わっていない。